雨樋掃除の費用は1～3万円！実際の事例や費用を抑えるポイントも

「雨水が流れにくくなってきて、汚れも目立つから雨樋（あまどい）の掃除をしたいけれど、どのくらいの費用がかかるの？」と疑問を持っている人も多いでしょう。

雨樋は、雨水から家を守り、家をきれいに長持ちさせるために大切な住宅設備です。

雨樋は定期的なメンテナンスをしなければ、詰まる恐れがあります。

雨樋が詰まる前に何とかしたくても、「自分で掃除できるかな？」「業者に頼んだらいくらかかるのかな？」と気になりますよね！

そこで本記事では、雨樋掃除の費用や、安く抑える方法を紹介します。

できるだけ費用を抑えて、しっかりと雨樋掃除を行いたい人はぜひ最後まで読んでみてください。

業者の雨樋掃除の費用目安

業者による雨樋（あまどい）掃除の費用目安は、次のようになっています。

範囲	費用
家全体の雨樋清掃（35坪程度木造2階建戸建て住宅）	10,000～30,000円
1カ所あたり	3,000～5,000円
1メートルあたり	1,000～1,900円

雨樋掃除の費用を算出するとき、1カ所単価か、1メートル単価か、1軒単位で行うのかは業者によって異なります。

雨樋が壊れている場合は、修理費用が別途計上されることになるため、工事を依頼する前に調査をしてもらい、予算に合った修理方法を決めておくと安心です。

雨樋掃除の費用が高くなるケース

雨樋掃除の費用が高くなるケースには、主に次の4つがあります。

• 延床面積が50坪以上など大きな家の場合
• 3階以上の階数の住宅の場合
• 屋根の傾斜が急で足場が必要な場合
• 詰まりが発生している場合

それぞれのケースをくわしく解説します。

延床面積が50坪以上など大きな家の場合

大きな家では、雨樋の長さが長く、その分掃除に必要な時間や労力が増加します。

たとえば、延床面積が50坪以上の住宅では、通常の2倍以上の雨樋を掃除する必要があり、その結果、費用も高くなります。

さらに、大きな家の周囲には庭があり、大きな木があることが多いです。そのため、落ち葉やゴミが雨樋に溜まりやすく、詰まりの原因となります。

これにより、落ち葉の季節などには定期的な清掃が必要となり、費用がかさむ要因となります。

3階以上の階数の住宅の場合

3階以上の階数がある高層住宅では、高所作業で費用が高くなりがちです。

たとえば、3階建ての住宅で雨樋掃除を行う場合、高所作業用のはしごや足場などの専用の道具が必要となり、その設置と撤去には時間とコストが必要なのです。

足場の設置が必要な場合、追加で10〜30万円ほどの費用がかかりますが、足場の崩れや転落のリスクを考慮すると専門業者に依頼するのがおすすめです。

慣れない人が高所作業をしようとすると、はしごや脚立からの転落する恐れも高いため、多少の費用がかかっても業者に依頼するようにしましょう。

屋根の傾斜が急で足場が必要な場合

屋根の傾斜が急な場合、屋根の上を歩いて移動して作業することができないので、足場を設置する必要が出てきます。
このため、屋根の傾斜が急な住宅での雨樋掃除は、足場代がかかってきます。

足場の設置は、掃除の費用に追加で10〜20万円ほどの費用が必要です。

詰まりが発生している場合

雨樋に詰まりが発生している場合、その除去には通常の掃除よりも時間と労力がかかります。

詰まりの原因は主に落ち葉やゴミですが、長期間放置された場合、これらが固まってしまい、簡単には取り除けなくなることがあるのです。

詰まりを取り除くためには、専用の道具や技術が必要であり、そのための追加費用が発生します。

詰まりがひどい場合、雨樋の一部を交換することもあり、その際の費用も考慮する必要があります。

雨樋掃除の費用を抑える方法

雨樋掃除の費用を抑える方法は、次の3つです。

• 複数の業者をチェックする
• 専門の業者に依頼する
• 自分で掃除する

それぞれの方法をくわしく解説します。

複数の業者をチェックする

3社程度の業者から見積もりを取り、サービス内容や料金を比較することで、最適な選択ができます。

ホームセンターなどでも雨樋掃除を依頼できる場合がありますが、本業が別にある会社のサービスでは、作業を下請け業者に発注することが多いのです。

そのため、仲介マージンが発生し、料金が高くなる傾向があります。

専門業者であれば、直接の依頼となり、仲介マージンなどの余分なコストを削減できます。

専門の業者に依頼する

雨樋掃除を専門とする業者に依頼することで、効率的で確実な作業が期待できます。

ホームセンターなどの本業が別にある会社のサービスでは、作業を下請け業者に発注することが多いです。

そのため、仲介マージンが発生し、料金が高くなる傾向があります。

専門業者であれば、直接の依頼となり、余分なコストを削減できます。

自分で掃除する

自分で雨樋を掃除することで、費用を大幅に抑えることができます。

必要な道具をそろえ、安全に注意しながら作業を行えば、業者に依頼する費用を節約できます。

ただし、高所作業や急な傾斜の屋根での作業は危険を伴うため、無理のない範囲で行うことが重要です。

自分で雨樋掃除をする場合の費用目安

雨樋掃除は自分で行うことができます。

自分で雨樋掃除を行う場合は、主に以下の費用がかかります。

• 脚立：10000円～20000円
• 軍手：200円～500円
• バケツ：300円～1000円
• 雨樋ブラシやクリーナー：1000円～3000円
• ゴミ袋：100円～300円
• ゴーグルやフェイスシールド（安全対策用）：500円～2000円

これらの道具を揃えるための初期費用は2万円前後ですが、一度購入すれば、毎回の掃除にかかる費用はほとんどありません。

また、定期的に掃除を行うことで、詰まりを防ぎ、雨樋の寿命を延ばすことができます。

とくに、落ち葉が多く落ちる秋や冬の季節には、頻繁に掃除を行うことが推奨されます。

雨樋の掃除は、安全を確保するために、2人以上で行いましょう。

1人が脚立を支え、もう1人が作業を行うことで、安全かつ効率的に作業を進められます。

雨樋掃除の事例

イエコマの雨樋掃除（雨どい保守クリーニング）の事例です。

事例1

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雨樋掃除の依頼先や業者選びのポイント

雨樋掃除を業者に依頼する場合、以下の5つがポイントになります。

• 見積もりの明確さ
• 過去の実績と口コミ
• 保険の有無
• 追加費用の有無
• 作業の詳細な説明

それぞれのポイントをくわしくみていきましょう。

見積もりの明確さ

不明確な料金体系や追加費用が発生する可能性のある業者は避けましょう。

そのような業者に依頼すると、最初に提示された見積もりよりも大きな額を実際の作業後に請求されたり、予期せぬ追加作業が必要だと言われ追加料金を請求されたりする恐れがあります。

このようなトラブルを避けるためには、事前に詳細な見積もりを取り、作業内容や料金について明確かどうかが重要です。

過去の実績と口コミ

過去の実績や施工事例、口コミなどを確認することで、その業者の信頼性を判断できます。

会社のWebサイトのほか、オンラインレビューサイトやSNSでの評判をチェックし、信頼できる業者を選びましょう。

保険加入の有無

作業中の事故や損傷に備えて、業者が保険に加入しているか確認しましょう。

具体的には、業者が「賠償責任保険」などに加入しているか確認することが重要です。

賠償責任保険は、作業中に第三者に対して損害を与えた場合や、お客様の財産を損傷した場合に補償される保険です。

保険に加入している業者であれば、たとえば、作業中に業者の不注意で雨樋が破損してしまった場合などに保険が適用されるため、業者の不注意で破損した箇所への対処でトラブルになる恐れが低くなります。

追加費用の有無

見積もりに含まれていない追加費用が発生する場合があるため、事前に確認しておきましょう。

とくに、詰まりの除去や足場の設置など、追加の作業が必要な場合は、その費用も確認しておくことが重要です。

作業の詳細な説明

業者が作業内容を詳細に説明してくれるかも重要なポイントです。

作業の手順や使用する道具、安全対策などについて、納得のいく説明を受けることで、安心して依頼することができます。

雨樋掃除の業者について、よりくわしくは以下のコラムを参考にしてください。

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まとめ

雨樋掃除の費用は、家の大きさや高さ、屋根の傾斜、詰まりの有無によって異なります。

費用を抑えるためには、複数の業者を比較し、専門業者に依頼するか、自分で掃除する方法を検討しましょう。

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雨樋の詰まりが原因で雨漏りが発生することもあるため、定期的なメンテナンスが重要です。

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